フォト

ブログパーツ用

最近のトラックバック

« 余震が収まるまで、そして、取り残された人の救出活動が終了するまでに考えておきたいこと | トップページ | 小学校PTAの家庭教育学級での参加者の感想 »

2016年6月22日 (水)

市民防災研究所主催「みんなで減災研究会」に参加して

620日(月)に、市民防災研究所主催のみんなで減災研究会に参加してきました。

地域で先進的な活動をしている2つの事例が紹介されました。

 

 

 


◆ひとつ目は、

千葉県習志野市大久保一丁目の「本一町会自主防災部」

 

24時間セーフティネットワークの構築」

 

Minidsc_3198_2

 この町会は、24時間セーフティネットワークの構築ということで、日頃から気遣い合いや挨拶ができ、高齢化が進行しても近所が助け合うことのできる範囲として向う三軒両隣の住民関係を共助の基本組織とし、それを担う形で「防災協力員体制」を設けています。

これを「向う三軒両隣を基本組織とする自主防災体制」と呼んでいます。

「防災協力員」は、応募を行い、町会長が独自に委嘱状を交付することにより依頼され、名簿と配置図の維持管理をしています。

 

この「防災協力員」は、無理なく出来る範囲で協力していくという考え方で、従来の自主防災組織の参加の形とは異なり、ハードルを下げることにより多くの人が参加しやすい形になっています。

そのため約300世帯の町会で、118人(平成281月現在)の防災協力員がいるということです。

自主防災組織組織より簡略化したわかりやすい組織にしたり、街頭消火器を使って、通り単位での安否確認の仕組みを構築したりして、まず各人の守備範囲を向こう三軒両隣からとしています。

また、平常時は「171」災害時伝言ダイヤルの活用を普及や毎年「芋煮会」を開催し、そこで防災資機材の資料訓練を行っています。

会長さんのお話しで、「あいさつ」が印象に残っています。町内であいさつするようにしていったところ、だんだん浸透していき若い人も挨拶を返してくれるようになったとのこと。


◆二つ目は、マンション自治会です。

東京都杉並区井草2丁目の「グランドメゾン杉並シーズン管理組合防災会」

 

大規模マンションの絆 ~進化系自助・共助を目指して~

 

Minidsc_3202

マンションの住人が全員近くの避難所へ避難することは、現実的でないという考えから、公助に依存しない自助の推進と共助の強化を目標に防災計画を作成し、全居住者が参加する仕組みを構築しています。

防災委員などの役員任期というのは、1年というところが多いなか、引継ぎ継承を重視して任期2年にしています。各棟(全8棟)各フロアでフロア担当を互選、誰もがその役割を担えるように毎年輪番制としています。これによって防災スタッフは100人を超えています。

さらに、年間を通じて救命講習や各棟ミーティング、フロア担当セミナーを開催し、首都直下大震災を想定した実戦的防災訓練でその成果を検証しています。

マンション内のキッズルームを利用して、発災時、共働き家庭で、帰宅困難者になってしまった両親を一人部屋で待つより、「こども避難所」で過ごすという目的で「こども避難所」を設置することにしました。

この提案で、マンション内の若い層が防災に関心を持ってくれたとのこと。

Minidsc_3200

 そして、避難所に行かない備えのアイディアが素晴しい。「灯り」→充電式LEDライトとカセットボンベ発電機、「トイレ」→ゲル化剤の備蓄、「水」→揚水ポンプの活用などの備えを進めています。

今後の課題は、各戸の安否確認ということでした。

 

2つの事例は、戸建の町会とマンション自治会の防災をどう進めていくかということでした。2つの事例の共通点をひとつあげるとしたら、そこに住んでいる人たちを出来るだけ多く巻き込む工夫、コミュニティを構築していくことを大事にしていることだと思います。地域に浸透してこその防災、そのためにはコミュニティづくりが大切なんですね。

「無理せず・力まず・楽しんで・あきらめない」という言葉がキーワードのようです。

« 余震が収まるまで、そして、取り残された人の救出活動が終了するまでに考えておきたいこと | トップページ | 小学校PTAの家庭教育学級での参加者の感想 »

まちづくり」カテゴリの記事

地震」カテゴリの記事

防災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508707/63813820

この記事へのトラックバック一覧です: 市民防災研究所主催「みんなで減災研究会」に参加して:

« 余震が収まるまで、そして、取り残された人の救出活動が終了するまでに考えておきたいこと | トップページ | 小学校PTAの家庭教育学級での参加者の感想 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ